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とまこまい医療介護連携センターとは

 日本では総人口が減少傾向にある中、高齢者人口が増加しており、本格的な超高齢化を迎えています。苫小牧市も今後更なる高齢化と、それに伴う医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者の増加が見込まれています。こうした高齢者が、いつまでも住み慣れた地域で自分らしく暮していけるよう、地域の医療と介護の連携を推進するためのコーディネート拠点として「とまこまい医療介護連携センター」が設立されました。このセンターは、苫小牧市医師会の協力のもと苫小牧保健センターが苫小牧市から委託を受けて、2017年4月に医師会館内でスタートすることとなりました。2021年4月からは苫小牧市医師会に委託運営となり、切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築に努めてまいります。
 また、当センターでは、在宅医療・介護連携に関する相談支援をはじめ、地域の医療・介護資源情報の提供、医療・介護関係者の研修会開催など在宅療養環境のサポートをおこなっております。是非ご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

在宅医療・介護連携推進事業における
とまこまい医療介護連携センターの主な事業内容

  1. (ア)地域の医療・介護の資源の把握
  2. (イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討
  3. (ウ)切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進
  4. (エ)医療・介護関係者の情報共有の支援
  5. (オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援
  6. (カ)医療・介護関係者の研修
  7. (キ)地域住民への普及啓発

(ア)地域の医療・介護の資源の把握

  • 地域の医療機関・介護サービス提供機関の所在地や機能などを把握し、ホームページに公開し、医療・介護関係者と共有し活用を促進します。

(イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討

  • 在宅医療・介護連携に係る現状の把握と課題の抽出、解決策などの検討をおこないます。
  • 実施した解決策などの状況や効果を検証し、必要な改善策の検討をおこないます。

(ウ)切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進

  • 在宅医療に新規参入するかかりつけ医等への支援をおこないます。
  • 在宅医療グループ診療体制作りと運営の支援をおこないます。

(エ)医療・介護関係者の情報共有の支援

  • 医療・介護関係者の連携に必要な情報共有ツールを整備し支援をおこないます。

(オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援

  • 市民の皆様から在宅医療などに関する相談に対応します。
  • 医療・介護関係者や地域包括支援センターなどから在宅医療・介護連携に関する相談を受け、連携調整、情報提供などをおこないます。
  • 医療関連困難事例の相談については、必要な医療介護専門職と連携を図り、医療・介護関係者の調整を含めた支援をおこないます。

(カ)医療・介護関係者の研修

  • 医療・介護関係者の連携を促進するための多職種研修会や人材育成に関する研修会をおこないます。
  • 連携・協働能力向上のための事例検討会をおこないます。
  • 医療・介護関係職能団体等のオンライン研修における配信環境サポートをおこないます。

(キ)地域住民への普及啓発

  • 市民への在宅医療・介護の普及啓発を図るため、市民向けの在宅医療・介護関連の講演会をおこないます。